2017年10月14日
2017年(平成29年)10月14日(土曜日)午前11時から、今年は長年にわたって開催してきたスクワール麹町から、銀座のレストラン「クルーズクルーズ・ザ・銀座」 に場所を変えて、平成29年度東京まゆみ会定期総会が開催されました。最後にはビックリ仕掛けも用意され、大いに楽しい総会になりました。
今年も初参加が7名と東京まゆみ会が目指す、「多くの会員、若い会員も参加できる総会に」という役員の皆さんの熱意が伝わってきました。 昨年の最若手が昭和60年卒でしたが、いよいよ平成6年卒が初めて参加するなど、今年も熱気と活気に満ちた総会を取材しました。
◆ 第1部 平成29年度東京まゆみ会定期総会
今年も佐藤富美夫 (昭和45年卒)副会長が司会を務め、総会は高橋智章 (昭和41年卒)副会長の「今年は初めてづくしの総会になりました。 10月開催、銀座で開催、初めてです。この会場の向かい側の土地が、現在日本で一番地価の高い土地ですので、帰る際は一歩足を踏み入れてお帰りいただければ…」 との笑いを誘う開会の辞で始まりました。
続いて安藤勇夫 (昭和34年卒)東京まゆみ会会長のあいさつがあり「今年は昭和26年卒の先輩から平成6年卒の新鋭まで80数名の参加をいただきました。 様々な状況を勘案して、今年から開催時期は10月中旬に固定させていただきたい。会報もA4版の冊子タイプにして、更に会報の内容充実を図って参りたいと思います。 東京まゆみ会は来年で設立70年を迎えます。今後80周年、100周年と歴史をつないでいく責任を感じます。そのために同窓生の連鎖、 若い年代のまゆみ会への加入、活動への参加を進めていきたい。」との将来へ向けたあいさつがありました。
来賓の紹介のあと、阿部重二同窓会会長から「今年もこれだけ多くの会員が参加する東京まゆみ会の安藤会長と役員の皆さんに敬意を表します。 いよいよ100周年へ向けて、過日、学校とPTAと協議会を持ちました。いよいよ一歩を踏み出すので、今後のご協力をお願いしたい。」と祝辞がありました。
さらに安達高校の佐藤信常校長からは、現在の進路状況、後輩の様々な活動や活躍が話されました。来賓のあいさつが終わり、直ちに総会に入りました。
安藤会長を議長に選出して議事に入り、渡辺弘次 (昭和45年卒)会計から決算報告があり、渡辺浩司 (昭和34年卒)会計監査より監査報告のあと、 全会一致で決算が承認されました。
今年度は役員改選期になっており、議長より役員案が提案され、全会一致で新役員が承認されました。 新役員は以下の通りです。(敬称略)
【会長】安藤 勇夫 (昭和34年卒) 再任
【副会長】高橋 智章 (昭和41年卒) 再任
【副会長】阿部 伊勢吉 (昭和45年卒) 再任
【副会長】佐藤 富美夫 (昭和45年卒) 再任
【副会長】平子 杉代 (昭和49年卒) 再任
【事務局長】兼任 高橋 智章 (昭和41年卒) 再任
【会計】渡辺 弘次 (昭和45年卒) 再任
【会計監査】渡辺 浩司 (昭和34年卒) 再任
【常任幹事】山本 紀夫 (昭和34年卒) 再任
【常任幹事】早川 ミツ (昭和37年卒) 新任
その後、顧問と幹事の委嘱が行われ、新任幹事の菅野育夫(昭和51年卒)さんが「我々の学年は、今年で60歳になりますが、がんばりたい!!!」 との炎の決意表明(?)で定期総会は終了しました。
◆ 第2部 ピアノ・フルート演奏会 小松千陽さん/細山友子さん
第2部の演奏会は、初めての企画で、プロの奏者で様々なコンサートや演奏会で活躍しているピアノ奏者・小松千陽(こまつちあき)さんとフルート奏者・細山友子 (ほそやまともこ)さんが、「歌の翼」による幻想曲/二人でお茶を/赤とんぼ/アラベスク/ヴェニスの謝肉祭、最後に中島みゆきの「糸」の演奏に合わせ、 参加者も合唱し、珠玉の音楽のやすらぎの音に一時の喧騒を忘れて、うっとりと聞き入っていました。あまりの心地よさに、昔、母親に歌ってもらった子守歌のように、 安堵感と懐かしさで、記憶も遠のく深い世界に、引き込まれそうになった会員も少なくなかったのでは…(笑)。心地良い演奏会でした。
◆ 第3部 更にパワーアップの懇親会 最後に大爆笑のエンディング!
さていよいよ懇親会!この懇親会の司会は、去年、赤の大きな蝶ネクタイで鮮烈にデビューした…おや!?、今年は頭に角が生えています。本人いわく、悪魔スタイルだそうで、 小悪魔なら可愛いけれど、懇親会が進むにつれて、まさしく大悪魔に変身していく、東京まゆみ会懇親会の新エース、山田由美子(昭和51年卒)さん。 そして、きっと無理やり蝶ネクタイと角を仕込まれた(笑)百川教彦(昭和50年卒)さんの2人です。 2人は、ほぼ2時間にわたって、今年も参加した会員の皆さんを楽しい懇親会に引き込んでいきました。
懇親会のスタートは、恒例の初参加者自己紹介です。今年は去年よりも数名多い7名の同窓生が、東京まゆみ会に参加してくれました。 初めての参加を決断させる熱意とネットワークに、ただただ脱帽です。役員の皆さんのご苦労が報われる瞬間ですね。
前東京まゆみ会会長で現顧問の安斎隆(昭和34年卒)さんの乾杯でいよいよ懇親会が始まりました。昨年は所用で欠席だった安斎さんは、 毎年、二本松提灯祭りに来ていただいているとのことで、元本町若連の小生も嬉しい限りです。
◇難問、珍問の「達高クイズ」
宴も進み、昨年好評だった母校の歴史や現在を分ってもらう安達高校に係わるクイズです。「西暦何年に100周年を迎えるか?」「学校で鑑賞を禁止されていた映画館で、 生徒指導の先生とばったり出くわした女子生徒が見た1938年公開の映画は?」など難問、珍問に同窓生は四苦八苦。成績上位のグループに、 東京まゆみ会オリジナルハンカチが贈呈されました。
◇「利き酒大会」に東京まゆみ会佐藤副会長大奮闘!
昨年は、赤ワインの「利きワイン大会」で盛り上がりましたが、ワインでなく酒なら自信があるという参加者の声を反映し、今年は「利き酒大会」になりました。
二本松の銘酒「大七」「奥の松」を含む5銘柄を当てるという利き酒に、日本酒の猛者がチャレンジ。何と5銘柄すべて正解したのは、1人だけという超難しい利き酒で、 優勝者は東京まゆみ会の佐藤富美夫副会長でした。あえて言わせてもらいます。呑兵衛佐藤、恐るべし!(笑)。そして第2位には、同じ東京まゆみ会の渡辺弘次会計。 凄すぎる(笑)。
《東京まゆみ会の素敵さは、実はこんなところにあるのかもと思います。参加した同窓生とともに役員もとことん楽しむ、そんな雰囲気があるからこそ、 参加者は、また行ってみようかなと思うのかもしれません。役員が停滞している組織は魅力が伝わりにくいのでは…と。 本部まゆみ会も是非参考にしたいものです…Web編集委員》
そして、懇親会の最後を締めくくる衝撃!?の校歌斉唱を迎えます。最初にセーラー服と制服を着た男女が入場しました。ん、ん、ん~っ。見たことあるような…。 あれ!?セーラー服姿は、本部まゆみ会の五輪美智子(昭和49年卒)監事?制服姿は今年初参加の野地章(昭和49年卒)さん?野地さんは、今年警察庁を退官した…、 えっ、野地さん。2人は高校の同期で、腕まで組んで、あまりの違和感の無さに気が付きませんでしたが、五輪さんと野地さんと分かった瞬間にビックリ仰天!!。 2人は今回の応援団に任命されたようで(笑)。
そして、またまたビックリ仰天!!!今度入場したのが、安藤会長。サイケデリックなカツラをつけて、パンクロック歌手!?モドキ(笑)。そして一座が並んだ瞬間に、 参加者の多くがこの機を逃すものかと、カメラやスマホを取り出して、しばし撮影会になりました(笑)。凄い!凄過ぎる!この勢いのまま、校歌斉唱へ。 現役高校生600人が式典で歌う100倍の大迫力の校歌は、腹の底に響く大合唱になりました。
校歌の大合唱の余韻に浸りながら、最後に平子杉代 (昭和49年卒)副会長の涙交じりの閉会の辞で、懇親会は締めを迎えました。参加した誰もの心の中に、 懐かしい学生時代の思いが湧き立ち、血を騒がしたことは間違いありません。だって、いつもクールな、あの平子さんが感激したのだから…。
《取材雑感》
3年連続で東京まゆみ会の取材をした。会長はじめ役員の皆さんの熱意は凄いものだ。明らかに昨年から東京まゆみ会が熱気を帯びた空気に変わったと実感している。 ここで、忘れてはならないのが、私と同期の山田由美子(昭和51年卒)さんだ。今回のセーラー服・制服の応援団一座を仕掛けたのも彼女だ(笑)。 彼女は、こんな仕掛けを誰彼かまわず仕掛ける厚かましい人間ではない。野地・五輪両先輩とは、高校時代の3年と1年の関係だ。だが、高校時代に両先輩とは話したことはない。 昨年、五輪さんと東京まゆみ会の講演で会って、その素敵さに感銘を受けたのが山田さんだった。
現福島県警まゆみ会の野地勉会長は、我々の同期で野地さんの弟である。 そんなことから、学生服を引き受けてくれると直感したのだと思う。山田由美子の人を見る目は確かだ。そして両先輩は、後輩の気持ちに応え、高校時代に戻ってくれた。 そのおかげで、他支部では決してお目にかかれない、素晴らしいエンディングになったと感じる。
安藤会長の言う、同窓生の連鎖の光景を見たような気がした。こうした連鎖がどんどん広がり、多くの同窓生が東京まゆみ会に参加するようになることは、 想像に難くない気がしてならない。同窓会はどんなに科学が進歩しても、生身の人間の集いの場なのだ。だから唯一懸念されることは、これから参加人数が増えてきた時、 同窓生の集いの場(会場の広さ)が、集ってくる人間の制約にならないかということだ。それにしても、こんな素敵な同窓会総会を見たことはない(笑)。…Web編集委員・佐藤満
東京まゆみ会の皆さん、総会ご苦労様でした。毎年取材するのが楽しみになってきました。さて、来年はどうなるのか?またハードルが高くなった、 いや高くしたのでは(笑)。本当に楽しい総会でした。ありがとうございました。