- 2025/7/6
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片平 元体育教諭マイストーリー 14/18
県スポーツ協会副会長 片平 俊夫(78) 14 五輪銅 才能開花の瞬間 国立競技場近くで見た1964年東京五輪陸上男子マラソンは目に焼き付いている。 当時、私は順天堂大陸上部の学生。競技場から数百メートル離れた東京・千駄ヶ谷の水球会場で運営の補助 […]
県スポーツ協会副会長 片平 俊夫(78) 14 五輪銅 才能開花の瞬間 国立競技場近くで見た1964年東京五輪陸上男子マラソンは目に焼き付いている。 当時、私は順天堂大陸上部の学生。競技場から数百メートル離れた東京・千駄ヶ谷の水球会場で運営の補助 […]
県スポーツ協会副会長 片平 俊夫(78) 13 井の中の蛙 大海を知る 世の中、上には上がいるー。 高校時代に出場した全国大会でそう思い知らされた。 保原高校陸上部に入部した私は投てき種目に挑戦した。体つきは跳躍の選手だったが、部室で見つけた鎖の […]
県スポーツ協会副会長 片平 俊夫(78) 12 選んだ道に後悔はない 3人の恩師に出会わなければ、陸上に携わる人生にはならなかったかもしれない。 幼少期から体を動かすのが大好きだった。小学校に入ると白ズボン姿が格好良かった担任の菅野先生に「何か運 […]
県スポーツ協会副会長 片平 俊夫(78) 11 家族の歴史宿るモモ畑 果樹や水稲を栽培していた上保原村(現伊達市)の農家に生まれ、家族と過ごした日々が原点にある。仲の良い7人きょうだいで、末っ子の五男の私はかわいがってもらった。 幸せな家庭だった […]
県スポーツ協会副会長 片平 俊夫(78) 10 「寝言」は現実になった 華々しく幕を開けたふくしま国体の秋季大会。冬季、夏季に続き、全ての大会をひとつの県で開催する史上6度目の「完全国体」で、県民の盛り上がりはものすごかった。 その舞台裏で黒子役 […]
県スポーツ協会副会長 片平 俊夫(78) 9 選手受け皿確保へ陳情 「天皇杯は本当に取れるのか?」 「開会式や運営はしっかりできるのか?」 ふくしま国体には大切な県費が使われており、県議会の常任委員会などで矢継ぎ早に質問を受け、競技力向上対策本部 […]
県スポーツ協会副会長 片平 俊夫(78) 8 交渉の切り札は会津塗 「あの選手が欲しい」と要望を受ければ、全国を飛び回って獲得のため交渉を試みた。 優勝するには大半の競技が戦力不足。核となる有力選手を県外から勧誘するしかなかった。競技団体や企業チ […]
県スポーツ協会副会長 片平 俊夫(78) 7 てこ入れ 難題が次々に 「競技施設を新たに整備してほしい」 「海外製の用具でないと勝負にならない」 ふくしま国体に向けた競技団体への対応に追われ、私は強化対策班の部下10人と毎日へとへとになりながら働 […]
県スポーツ協会副会長 片平 俊夫(78) 6 競技団体の意識変える ふくしま国体の競技力向上対策室で痛感したのは競技団体役員の意識の低さだった。 特に弱い競技ほど情けなかった。彼らは気後れする人なので、全国から人が集まる中央の競技団体の会議に行か […]
県スポーツ協会副会長 片平 俊夫(78) 5 次の試練は天皇杯獲得 国体開催県は天皇杯獲得(男女総合優勝)が至上命令となる。だが、1995年(平成7年)の「ふくしま国体」を誘致していた本県は実現がかなり難しい状況にあった。 88年から4年連続で4 […]